【書評記事】『プリンシプルのない日本』白洲次郎とかいうイケメンwww

こんにちは、erimaです。今回は再び私が尊敬してやまない白洲次郎の記事です。
前回も白洲次郎についていくつか書いたのですが、さらに白洲次郎に関する本を読んだので熱冷めやらぬまま書き綴りたいと思います笑
前回の記事はこちら👇
『プリンシプルのない日本』白洲次郎
なんとも白洲次郎らしいタイトルの本ですね。とても好きです。
内容は白洲自身が新潮や文藝春秋に寄稿した原稿と対談が載せられています。
どのような立場にいても、ジェントルマンシップを忘れない忌憚のなさが文章のそこかしこに感じられました。
彼は終生、人間と人間の尊敬を大切にしていました。
それは彼が英国留学や諸国に渡り歩いた中で身につけた処世術であり、プリンシプルを重んじるという思考に根付いているように感じました。
私が尊敬したポイント①自分の言葉で語る=プリンシプル
白洲はGHQから提示されたマッカーサー案を和訳した人物です。ですからその意味では誰よりも憲法を根本から吟味した人物と言えるかもしれません。
そのなかで彼は9条は素晴らしいもの、守るべきものとしながら、自分たちのデモクラシーを持て、と彼は盛んに主張しました。
白洲によれば、明治維新前までの武士階級はプリンシパルを持っていたといいます。しかし現在の日本ではプリンシパルのない言動がなされている。
つまり言動にプリンシパルが伴っていないのです。
建前だけの言葉や中途半端な態度はまさにそのとおりですよね。
被爆国であるにもかかわらず、核兵器禁止条約に批准しないこの態度はここ最近のものではないのです。
1958年にジュネーヴで発足した軍縮会議に日本は69年に参加しています。
しかしこれってちょっとおかしなことですよね。
なぜなら日本は戦後一切の戦力を放棄したはずです(戦争放棄)
本来ならここで日本は戦争放棄というプリンシパルを示すべきであったと白洲は述べています。そしてすぐに参加するのではなく、戦力は持ち合わせていないから参加する必要はないという意思表示をするべきだったのです。
私が尊敬するポイント②マスコミに猛省を求めた
白洲は本書ではっきりと、新聞などの一番大切な使命は真相の報道であると述べています。
政治家は、実力や権力に訴えたやり方での批判ではなく、民主的にプリンシプルにに則ったやり方を遂行すべきであり、メディアもただ政府の宣言をそのままに垂れ流すだけでなく良識あるプリンシプルを持って報道するべきなのです。
しかし今のメディアにはプリンシプルが欠けています。
ジャーナリズムではなく、ただの政府放送と変わらないようなことをしているのです。
これに対して私たちは主権者として、激しく批判し抗議する必要があるのではないでしょうか。
私が尊敬したポイント③悪口は具体的に言え
白洲次郎の好ましい点は、良いものは良いといい悪いものには悪いという中立性があるところでしょう。
人間は群れて行動する生き物です。
しかし群れていくうちに自分の意思と集団の意思を混同させてしまう事態が起こりがちなのもまた事実なのです。
これは反対の立場にいる人に対しても発動されるでしょう。
そのとき、日本人はつい感情論に走りがちです。
それが時に差別的な内容になったり、人格やその人の生育環境にまで及ぶようになることは実に悲しく愚かなことです。
ですから、白洲は批判や悪口は具体的にしろと言っています。
相手のここが気にくわない、こうすればいいのにという風にいうのが筋であるというのです。
この点については大変参考にしたい考え方ですし、処世術であるともいえるでしょう。
教育現場でも具体性をもって褒めたり叱ったりしなさいというのが主流になってきているという話を聞いたことがあります。
私が唯一納得できない考え『議会は一院制にすべし』
白洲は本書の中で、何度も与党の重要性を説いています。
国民に選ばれた与党のいうことなのだから、一院制にして議会を進めた方がコストもかからず迅速に物事を決めていけるという考えのようです。
しかし私はそうは思いません。
なぜなら
- 日本国民がそこまで成熟しているとは思えない
- 与党が暴走したときにブレーキ役は誰がやるのか
だからです。
当時貧しかった頃の日本ベースの話であるかのせいが高いので、安易に比較することはできないが彼は、小選挙区から選ばれた比較的小規模な議会を望んでいたようです。
ですので、議員の規模自体を縮小することは大いに有意義であると思います。(居眠りだらけの国会中継をみれば、誰しもそう思うはずです)
また日本は議員に支払われる給料が高いことでも有名ですから、個人的には消費税をあげるよりそちらの見直しをして欲しいところだとも思います。
まとめ
白洲次郎という人物はさまざまな分野で破天荒な一面のある人物でしたが、当時にしては非常に先進的な考えを持っており、誰よりも気高い国際人であったと思われます。
彼のような人がいたということは、非常に喜ばしいことですが私たちは彼の考えを学び、取り入れていく必要があるとも感じました。
日本の中で日本を俯瞰的に眺めることはかなりの至難の業です。
私は幸いにも留学経験があり、少しばかり比較できる機会があったわけですが、全ての方が日本から出て比較することができるわけではないですよね。
そんな時に重要になってくるのが勉学であると私は思っています。
私はまだ大学生の身ですが、これからも積極的に社会に参加し、勉学していきたいと思っています。
ご精読ありがとうございました!