【書評記事】海辺のカフカ書評記事!第2弾!!【最後までちゃんと読んだよ!】

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こんにちは、erimaです。

海辺のカフカ読み終わりましたー!!!

返却期限間に合ったーーーー笑笑

感想

なんだろう、、若干のもやもやは残りましたが、カフカくんが死んじゃわなくてよかったなと思いました。

 

結局実の母親とセックスしちゃってるけど大丈夫なん?とは思いましたけど。

純文学あるあるじゃないですかね。

さらっとタブーを侵す主人公。しかも割と重大っていうね。

 

冒頭から登場する少年カフカくんというのは、主人公のもう一つの人格なのかなと思いました。カフカってドイツ語でカラスっていうんですね。フランツカフカを思い出しちゃうのは、私だけでしょうか

 

すごく色々言いたいことはあったはずなのに、これ以上書いてもどうしようもない感じがするので以下は延々と私の好きなセリフを紹介して終わりたいと思います。

よろしければ、読書した際に探してみてくださいね。

 

 いいかい、戦いを終わらせるための戦いというものはどこにもないんだよ

戦いは、戦い自体の中で成長していく。それは暴力によって流された血をすすり、暴力によって傷ついた肉をかじって育っていくんだ。

戦いというのは一種の完全生物なんだ。

君はそのことを知らなくちゃならない。

 

 

大島さん、ほんとうにありのままに言って、僕は自分という現実の入れものが全然好きじゃないんだ。生まれてからただの一度も好きになったことがない。

むしろ僕はそれをずっと憎んできた。

この僕の顔や、僕の両手や、僕の血や、僕の遺伝子や…

とにかく僕が両親から譲り受けたものすべてが呪わしく思えるんだ。

できたらこんなものからすっかり抜き出してしまいたいと思う。

家を出ていくみたいにね。

 

でもね、僕にはまだわからないんだ。

僕は途方にくれている。

母は僕のことを愛していたんだとと君は言う。

とても深く愛していたんだって。

君の言うことを信じたいと思う。

でもね、もしほんとうにそうだとしても、どうしてもわからないんだ。

なぜ誰かを深く愛すると言うことが、その誰かを深く傷つけるというのと同じじゃなくちゃならないのかということがさ。

つまりさ、もしそうだとしたら、誰かを深く愛するということに一体どんな意味があるんだ?いったいどうしてそんなことが起こらなくちゃならないんだ?

 

 

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